福岡市の私立博多女子中で学校側のミスにより提出期限に間に合わず3人の生徒が受験できなかったという問題が発生してしまいました。
ネット上でも次のようコメントが多く寄せられていました。
何とかして受験させてあげられないの?
和解金で済む問題じゃないでしょう?
生徒側にミスがないのだから高校側が特例で救済すればいいでしょう!
本日はこれらの疑問について調べブログ記事を書きました。
私も教育関係の仕事で多くの保護者さまの相談にも対応する立場なので本当にいたたまれない気持ちです。
博多女子中学校の口コミと特徴は
福岡市東区にある博多女子中学校は、女子教育において地域で高い評価を受けている学校のようです。
その特徴と口コミをまとめてみました。
偏差値と学力について
博多女子中学校の偏差値は約41で、福岡県内で61位、全国では2552位とのことです。
学力の向上に対する評価は高く、生徒間の良好な関係性や教員の熱心な指導が、その成果を後押ししていると評判です。
高校受験制度
博多女子中学校は、福岡県内の他の私立中学校と比較しても珍しい、高校受験制度を設けています。
これにより、生徒は公立高校や他の私立高校への進学が可能なのです!
幅広い選択肢から自分に合った高校を選べるようになっています。
ですから保護者からは、この制度が生徒の自主性を育む良い機会であると評価されています。
私立であっても公立高校を受験できるせっかくの制度なのにこんな事が起きてしまうなんて・・・
願書提出ミスに学校側が提示した案は?
学校側は、受験できなかった生徒に博多女子高校への進学と和解金30万円を提示していると報じられています。
保護者はこの救済案に反発しており、訴訟に発展する可能性もあるとのことです。
過去にも他の学校で類似の問題が報告されています。
例えば、願書の出し忘れにより生徒が受験できなかったケースや、教員のミスによって受験機会を失った生徒に対して賠償金が支払われた事例などがあったようです。
これらの事例は、教育機関における管理体制や対応策の重要性を浮き彫りにしています。
また賠償金の支払いでは生徒達の心の部分で本当の解決にはならないでしょう。
生徒に寄り添った救済策とは?
では今回のように生徒側には何のミスもなく、出願方法が高校側で決められ、しかも中学校での取りまとめに限られている場合に起こった事案に対して高校側もこのままで良いのでしょうか?
これこそ不公平ではないでしょうか
多くの方々が疑問に感じてらっしゃることと思います。
では次のようなことは可能なのでしょうか?
福岡市の権限でこれらの生徒達に追試を受けさせることは法的に可能なの?
日本の教育システムにおいて、公立高校の入学試験に関するルールや手続きは、各地方自治体や教育委員会によって定められているようですね。
福岡市の権限内で特定の生徒たちに追試の機会を提供するかどうかは、主に福岡市教育委員会や関連する教育機関の判断に委ねられるそうです。
法的な可能性については、特定のケースで追試を実施することが可能かどうかは、以下の要因に依存するようです。
- 教育委員会の規則や方針:
教育委員会が設ける規則や方針に、例外的な状況下での追試実施の余地があるかどうかが鍵となります。 - 先行事例の有無:
過去に同様の事態が発生した際の対応策や、その法的根拠が参考になります。 - 教育基本法や地方教育行政法の解釈:
日本の教育基本法や地方教育行政法など、教育に関わる法律の解釈によって、特定の措置が可能かどうかが決まります。
正確な法的可能性を把握するためには、福岡市教育委員会や法律専門家に相談することが最も確実のようです。
それにより、特定のケースにおける追試の実施が法的に許されるかどうか、またそのための具体的な手続きや必要な条件について詳細な情報を得ることができるでしょう。
ミスをしてしまった教職員のメンタルの心配
ミスをしてしまった職員の方はきっと、きっと思い詰めていらっしゃると思います。
あなたなら、” 私は絶対にミスしない ”と言い切れますか?
生徒さん達が追試を受けられたらこの方も救われると思います。
どんな防止策があるのだろうか
このような問題を未然に防ぐためには、以下のような防止策と生徒に寄り添った解決策が考えられます。
教育機関における管理体制の強化
- 締切管理の徹底:
願書の提出期限やその他重要な日程に関しては、複数のチェックシステムを導入し、教員だけでなく生徒や保護者にも明確に通知することが必要です。 - 教員研修の充実:
教職員が受験に関する最新の情報を把握し、適切な指導ができるように定期的な研修を実施することが重要です。 - 情報共有システムの導入:
学校内での情報共有を効率化するシステムを導入し、重要な情報の見落としを防ぐことが求められます。
その他の救済策は
- 進路相談の充実:
受験機会を失った生徒に対しては、個別の進路相談を実施し、生徒の興味や適性に応じた最適な進学先を一緒に考えることが大切です。 - 精神面のサポート:
受験機会を失ったショックは生徒にとって大きなものです。
カウンセリングやメンタルサポートを提供し、生徒が前向きに次のステップに進めるようサポートすることが重要です。 - 教育機会の提供:
進学の機会を失った生徒に対して、補習クラスの提供や他の教育機関への推薦など、具体的な教育機会を提供する。
以上が考えられます。
中学生と親御さんのメンタルサポートに関するサイト
中学受験に向けてメンタルサポートになるサイトをご紹介いたします。
これらのサイトを活用して、中学受験に向けてメンタルを整えていただければと思います。
- インターエデュ - 中学受験で溜まるストレス! 実体験で得たメンタルトレーニング:
- 中学受験で母親がノイローゼに…ストレス対策やメンタルを整える6つの方法とは:
- 中学受験を成功させるメンタルマネジメントのコツを紹介:
まとめ & Link
第一志望校の受験日は受験できぬまま過ぎてしまったとの報道がありました。
どうかどうかこの3人が特例で救済されますよう願うばかりです。
またこのような事がおこらないよう中高双方が防止策を直ちに実施するべきだと思いました。
続報・その後
その後、ニュースによりますとこの生徒3人が受験できなかった問題に対して高校側が3月特例で3人に受験機会を設けていたそうです。
ですが、この3人が実際に受験したかどうかは明らかにされていないとのことです。
判断に時間を要した形となりましたが出来る限りの迅速な対応が必要だと個人的に感じました。
迅速な特例対応ができるようマニュアル化を全国の中学・高校でシェアするなどしてもらいたいとも感じました。
博多女子中学校の口コミ
生徒に寄り添った救済案は何か?
防止策について
続報・その後
書かせていただきました。
本日も最後までありがとうございます。
私、らっこはその他に以下のよう記事も書いています。
ぜひご覧くださいませ。
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